FXにおける6つのリスクとその対処法&解決策

「儲かる」「稼げる」といったイメージの強いFXなのですが、やはりFXにもリスクがあります。

リスクを完全にゼロすることはできませんが、リスクを抑えることでより安全に効果的なFXトレードをおこなっていくことができるでしょう。

そこで、今回はFXにおける6つのリスクとそのリスクへの対処法&解決策についてご紹介していきたいと思います。


 

FXにおけるリスクその1:為替変動のリスク

まず、FXにおけるリスクとして第一に挙げられるのが為替変動のリスクです。

ただ、これはリスクと言っても誰もが平等に抱えるリスクで、FXにおいては当たり前のリスクでもあります。

例えるのであれば、「人間、生きていれば何かしらの病気をするリスクがありますよ」というのと同じです。

そもそも為替が変動しないと、FXでは利益を出していくこともできません。

 

FXにおけるリスクその2:金利変動のリスク

FXでは2つの国の間での通貨ペアを保有することになるのですが、その2つの国の間で金利差があれば、その差額を保有期間に応じて受け取ることができます。

これがスワップポイントです。

ただ、政治的な要因や経済的な要因で政策金利が逆転すると、スワップポイントがマイナスになることもあります。

そうなってくるとその通貨ペアを保有している限り、一定の金利を支払わなければならないのです。

これを金利変動のリスクです。

 

FXにおけるリスクその3:流動性のリスク

流動性のリスクというのは、希望するタイミングで取引が成立しなくなるリスクのことを指します。

流動性が低くなる要因としては、通貨の取引量がひとつとして挙げられます。

通貨の取引量が多ければ売り手も買い手もたくさんいるため希望するタイミングで取引が成立する流動性の高い状態となるのですが、通貨の取引量が少なければ売り手と買い手が限られているため取引が成立しにくくなる流動性の低い状態となります。

 

FXにおけるリスクその4:スリッページのリスク

スリッページのリスクというのは、注文した価格と約定価格に差が生じるリスクのことを指します。

トレーダーの注文後、FX会社のシステムがそれを認識して初めて取引が成立するのですが、このときにタイムラグが生じます。

その間に相場が動いてしまう可能性もあるのです。

 

FXにおけるリスクその5:システムトラブルのリスク

FXではシステムトラブルのリスクもあります。

システムを使うからこそどこのFX業者でもシステムトラブルは起こり得るのですが、システムトラブルによって損失が出てしまったり、大きなチャンスを逃してしまったりする可能性もあります。

 

FXにおけるリスクその6:レバレッジのリスク

レバレッジは資金効率を高めてくれるものなのですが、やはりハイレバレッジになってくるとその分、損失も大きくなりやすく、リスクも大きくなります。

追証ありのFX業者だと大きな借金を背負う可能性もあります。


 

FXにおけるリスクへの対処法&解決策

FXにおけるリスクを理解したところで、今度はそのリスクへの対処法&解決法について触れていきましょう。

 

時間帯を意識する

為替変動リスクを抑えるため、為替変動が激しい時間帯を避けるようにしましょう。

通貨ペアごとに変動の激しい時間帯もありますので、予測しやすい時間帯のみトレードをおこなっていくことです。

 

損切ルールを設ける

損切ルールを設けてそれを機械的に守っていくだけでも、リスクはかなり抑えられるようになります。

「含み損がいくらになったら損切り」「口座残高に対して一定の割合で損失が出たら損切り」といった感じで、自分に合った損切ルールを設けて、実践していきましょう。

 

メジャー通貨を選ぶ

FXにはメジャー通貨とマイナー通貨があるのですが、メジャー通貨であれば取引量が多いため、流動性のリスクも抑えられるようになります。

マイナー通貨のほうが一発逆転を期待できそうな感じがするかもしれませんが、リスク回避のために流動性リスクの低いメジャー通貨から始めていきましょう。

 

約定力の高いFX業者を選ぶ

システム上、FXでスリッページリスクを完全にゼロにすることはできません。

ただ、約定力の高いFX業者を選ぶことで、リスクを抑えることができます。

 

システムトラブルの少ないFX業者選び、自身の環境を整える

システムを介するFXだからこそシステムトラブルも完全になくすことはできないのですが、それでもシステムトラブルの少ないFX業者を選んで複数の口座を開設したり、自分のパソコン環境や通信環境などを整えたりすることで、リスクを抑えることができます。

 

レバレッジのかけ方に注意する

少ない金額で大きなリターンを狙っていくことのできるハイレバレッジなトレードというのは、とても魅力的です。

ただ、レバレッジが大きければ大きいほど損失の金額も大きくなります。

海外FXであれば追証なしのゼロカットシステムで口座残高以上のマイナスを背負うことはありませんが、それでも損失が大きくなるという部分に関しては注意しておきたいところです。

ハイレバレッジにこだわりすぎないことです。

小さいレバレッジからスタートして、徐々にレバレッジを上げていくのが理想です。

 

生活に必要なお金をFXに使わない

生活に必要なお金とFXに使うお金というのは、明確に分けておいたほうがいいです。

生活に必要なお金をFXに使うようになってしまうと、それこそ日々の生活が圧迫され、最終的には人生が狂ってしまう可能性もあるのです。

FXに使うと決めたお金だけでFX取引をおこなっていきましょう。

 

FXの勉強や情報収集を続ける

FXの勉強や情報収集には、終わりはありません。

というのも、相場は日々変わっていくものですし、1日として同じ日はないのです。

FXを続けていくのであれば、FXの勉強はもちろん、各国の情勢などFXに関する情報収集も続けていく必要があります。

これもリスクへの対処法&解決策のひとつなのです。