FX初心者が押さえておくべき基礎知識と失敗の回避法を徹底解説!

新型コロナウイルス感染拡大の影響で「FXを始めようかな」と考えるようになった方も多いようです。

ただ、初心者の方にとってFXの世界というのはわからないことだらけでしょう。

FXトレードを始めるにあたってはできるだけいろいろな知識を身につけておいたほうがいいのですが、ここではその中でも基礎知識にあたるものをご紹介していきたいと思います。


 

そもそもFXとは何ぞや?

初心者の方のためにも、まずはそもそもFXとは何なのかというところからお話していきましょう。

FXというのは「Foreign Exchange」の頭文字をとったもので、「Foreign Exchange」は外国為替を意味する言葉です。

外国為替というのはある国の通貨を別の国の通貨に交換することです。

FXというのは外国為替取引を証拠金でおこなっていく取引のことで、「FX=外国為替証拠金取引」と理解すればOKです。

証拠金とは取引をおこなう際に預けるお金のことで、すべての取引は証拠金の範囲内でおこなわれることになります。

預けた証拠金を元に外国通貨を売買し、その差益を狙っていくというのがFXの大まかな仕組みです。

通貨の売買というのは需要と供給のバランスによってレートが決められており、このレートが為替レートと呼ばれるものになります。

為替レートは日々、一刻一刻と変化していて、その変化を利用して利益を出していくのです。

基本的には以下のパターンになります。

 

FXで利益を出すには?
  • 安く買って高く売る
  • 高く売って安く買う

 

FXにおける取引時間

株の取引時間が限られているという話については見聞きしたことがあるかもしれませんが、FXは逆に取引時間が長い傾向にあります。

というのも、FXは平日であれば24時間取引が可能となっているのです。

なぜかというと、FXの取引は世界中の外国為替市場を利用しておこなっていくからです。

FXは世界中のトレーダーたちが同時に取引していますし、常に世界中のどこかしらの外国為替市場が開いているのです。

ただし、土日はほとんどの国の為替市場が閉まっていますので、基本的に取引をおこなうことはできません。

クリスマスや大晦日、正月、その他の祝日など取引できない時間帯もあります。

特に、クリスマスというのは日本人にとってはちょっと特別な日くらいの感覚ですが、諸外国にとってクリスマスというのはとても大きなイベントになります。

日本人にとってのお正月が海外でのクリスマスという感じです。

そのため、クリスマス前後は普段とは違った動きになりますし、損失も出やすいです。

初心者の方はこういったタイミングでの取引は避けるようにしましょう。

ちなみに、FXの取引時間はFX業者によって違ってきますので、事前に確認するようにしてください。

 

初心者の方が失敗しやすい強制ロスカット

初心者の方の失敗でよくあるのが強制ロスカットで損失を出してしまうというものです。

強制ロスカットというのは、FX取引で相場が大きく動いて含み損が大きくなったときに、システムによって強制的にすべてのポジションが決済されてしまうことを指します。

「強制ロスカットの実行=損失」です。

初心者の方にしてみると嫌なシステムに思えるかもしれませんが、強制ロスカットは損失をそれ以上大きくしないため、トレーダーを守るためのものでもあります。

強制ロスカットは、それぞれのFX業者が決めている証拠金維持率を下回った場合に執行されますので、この点も事前にしっかりとチェックしておきましょう。


 

初心者の方が強制ロスカットでの失敗を回避する方法

では、最後に初心者の方が強制ロスカットでの失敗を回避するための方法についてご紹介しておきましょう。

 

早めに損切りをする

シンプルなことなのですが、早めに損切りをすることで強制ロスカットでの失敗を回避することができます。

初心者の方は特に意識しておくべきですし、これから先、中級者や上級者と言われるようなレベルになったとしても頭に入れておくべきことです。

損切りのタイミングをきちんと考えられるようになれば、失敗を回避できるようになるだけではなく、利益も確保しやすくなります。

あらかじめ自分の損切りラインを決めておき、その数字になった時点で即座に決済するという機械的なくらいでちょうどいいのかもしれません。

 

レバレッジを下げる

レバレッジというのは資金効率を高めてくれるものです。

そのため、ハイレバレッジのトレードだと少ない資金でもより大きなリターンを狙っていくことができます。

しかしながら、同時に証拠金維持率が下がって強制ロスカットのリスクも大きくなります。

レバレッジを下げれば、強制ロスカットでの失敗を回避することにもつながってくるのです。

 

逆指値注文をする

指値注文と逆指値注文というものがあるのですが、指値注文は現在価格よりも「下がったら買う」または「上がったら売る」という注文なのに対して、逆指値注文は現在価格よりも「上がったら買う」または「下がったら売る」という注文になります。

FXにおいてはポジションを持った時点で必要証拠金とロスカットラインが決まるわけですが、そのロスカットラインより前に損切りラインを入れておけば必然的にロスカットを回避できるようになるのです。

FXというのは一筋縄ではいきません。

思わぬ出来事で急激に相場が下がるようなこともあれば、FX業者側で何かしらのトラブルを抱えてしまうようなこともあります。

最初から逆指値注文を入れておくことによって、万が一に備えられるようになります。

特に、今は新型コロナウイルス感染拡大の影響もありますので、何事においても備えというものが本当に重要になってきます。

先で触れた早めに損切りをするという回避方法も含めて、備えるということが大切なのです。

売買だけではなく、備えることもFXトレードのうちと考えておきましょう。